一泊二日で南アルプスの北岳、間ノ岳に登ってきました。

交通規制のため一般車が入れるのは、芦安温泉まで。
ここで入山届を出して、ここからはバスか乗合タクシーで登山口まで上げてもらいます。
車中泊していた駐車場で、早めに起きて準備していたら、事前に調べていた時間より30分早くタクシーが出発することが分かり、そのタクシーに乗ることができました。
山に入る時は、特に今日は1700m以上の標高差を登るので、少しでも早く出発できるのは嬉しい。

登山口の広河原
北岳に陽が当たっている。

この橋を渡るといよいよ北岳登山です。

半分近く登ってきました。
北岳バットレスと呼ばれる岩稜を仰ぎ見ながら、急登が激しくなってきました。
足元見たり上見たり、落石要注意地点を無事通過しました。

北岳3,193m
富士山に次いで日本第2位の高峰

13時半に山小屋着
予定よりだいぶ早く着きました。
北岳山荘からの富士山
1日目は、雲が多くてなかなか富士山も周りの山も見えませんでした。
明日は、どうなるのでしょう?
と思いながら眠りにつく頃から、外では強風が吹き荒れてました。
岩稜を歩く時に吹き飛ばされないか?と小心者はなかなか眠れないなあと思いつつ、よく歩いた後なのでいつの間にか眠っていました。

心配をよそに、翌朝は好天!!!
これを見たくて来たんです!!!
期待以上の絶景です。

北岳山荘から、間ノ岳方面。
風はだいぶ弱まりましたが、時折帽子が飛ばされそうな風が吹いてきます。

間ノ岳(あいのだけ)3,189.5m
奥穂高岳と並んで日本第3位
寒くて、汗かきの私でもタオル要らずでした。
後ろは、北岳と甲斐駒ヶ岳。

一日中、富士山を眺められました。

間ノ岳からの富士山

北岳山荘へ戻る途中、雷鳥を見つけました。
正確には、たまたま出会った方に教えてもらいました。
自分たちだけでは、気がつかなかったと思います。
なんせ、天敵の猛禽に見つからないように保護色ですからね。
どこに居るかわかりますか?
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これなら、分かりますね。

山荘に預けていたザックを担いで、再び北岳に登ります。

山小屋の相部屋で仲良くなった3人組。
ちょうど二日目に歩くコースが同じで、ペースも同じぐらいだったので一緒に楽しく歩きました。
富士山を望む日本一高い場所。
日本一の富士見台です。

北岳肩の小屋でカレーライスをいただきました。
富士山を望みながらの日本一贅沢なカレー。
この後は、約1,700mの標高差をひたすら下りました。
下りとはいえ、さすがに疲れました。
下山後も最終の乗合タクシーにちょうど3人分の空きがあり、最後までラッキーでした。
なぜなら、私たちより後に着いた人は、30分後の最終バスまで待たなければなりませんでした。
タクシーの運転手さんによると、北岳に一日中雲がかからなかったのは、今シーズン初だったようです。
奇跡的と言っても良いぐらいの天候、楽しい山仲間との出会い、雷鳥との出会い、などなど本当にラッキーな山行でした。
運を使い果たしていなければいいのですが・・・。
しばらく気をつけようっと!!
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